スキルマーケットでデザイン制作を始めて約1年が経ちまして、紹介できるものから非公開のものまで含め、ありがたいことに100件ほどのお仕事をいただいてきました。
このサイトでも実績を紹介しているのですが、シンプルなデザインが得意なのもあって、カチッとした印象を持ったテイストのデザインを制作することが多いです。実際にクライアントさんからもそういったデザインを気に入っていただけるようで、リクエストをいただくことも多いです。
得意とは言えども日々引き出しを増やしていかないといけないのがまだまだ未熟なところ…。
そこで今回は、普段そんなビジネスやカチッとした印象のデザインを制作する際に参考にしているデザイン本を紹介していきたいと思います。
ビジネス資料のデザイン編集: 資料作成の編集とデザインがわかる本
著者は「けっきょく、よはく」「ほんとに、フォント」など数多くのデザイン本を手掛けるingectar-eさんです。
本書は、ビジネス資料を作成する上での必要なのはセンスではなく、編集力やデザインであるということが書かれています。
ビジネス資料に限らず、印刷物での伝達は良いデザインであっても整理整頓されていなければ伝えたいことを伝えることはできませんし、メリハリのないデザインでは読み辛くなかなか頭に入ってこないと思います。
そんな問題を先輩と後輩というキャラクターとBefore / Afterの作例を使いながらわかりやすく解説しています。また社内報や定型文書など社内資料から社外広報や社外プレゼン資料といった社外資料など様々なシーンを想定した作例を見ることができます。
ビジネス資料のデザイン編集のおすすめポイント
個人的にオススメと思うポイントはガントチャートのようなグラフやスケジュールなどのデザイン参考やまとめ方も掲載されているところです。
特にグラフなど数字を分かりやすくまとめる際に、わかりやすくしたつもりでもかえって見辛く伝わりにくいデザインになってしまうなど、内容に合わせたデザインの加減が難しいと感じているので、スマートでわかりやすいものにするための考え方などを見れるのはとても参考になると思っています。
他にもビジネスシーンを想定しているので全体的にシンプルでスマートな作例を見ることができます。これは案件だけでなく、自身の提案資料制作にも応用できると思いますし、資料のまとめ方やわかりやすい伝え方の参考になると思うのでぜひ手に取ってほしいと思っています!
まとめ
- ビジネスシーンを想定した作例が豊富
- Before / After が見れるので変化がわかりやすい
- 文書だけでなくグラフやオブジェクトの作例もある
- 資料作りなどの参考にできるのでデザイナーじゃない方にもおすすめできる
また本書では小口部分にカテゴリー分けされた見出しがついています。
ページを捲る際に分かりやすくて、インデックスシールのような見出しなのでビジネス資料という雰囲気が伝わるのがおすすめ&かわいいポイントでもあります。
最後に
以上、ビジネス資料のデザイン編集の紹介でした。
日々のご案件ではB to B向けの告知や誠実な印象を持ったデザインの制作が多いので、カチッとした雰囲気を持ちつつ、スマートでわかりやすいデザイン例が見れる本書をよく参考にしています。
文書作成などはグラフィックツールよりもWord文書やExcelの方が向いているかもしれません。ぜひデザイナーではないという方にも資料作りに活かしてほしいと思っていますので、ぜひ参考にしてみてください!